No20カジル特集

『サムサノナツハオロオロアルキ』を科学の力でチャレンジする

宇都宮大学農学部長から農業を学んできました!

こんちは。カジル編集部です。
カジル編集部は、もっと農業を学びたいと思いから、前回、宇都宮大学農学部の園田教授より“農業におけるハダニの研究”について学ばせて頂きました。

no19  カジル編集部、宇都宮大学へいってきました!》
https://kajiru.world/article/vol19

そして園田教授からご紹介を頂き、今回はまさかまさかの宇都宮大学の農学部長より農業を学ばせて頂ける機会ができました!

 

icon_46kajiru.png (1 KB):「いつみても風格ただよう構えだな・・・」

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しみじみと農学部の銘板を見つめるカジル編集部。そうなんです、カジル編集部・・・緊張しています。農学部長=凄く偉い。そして宇都宮大学の農学部長をリサーチすると研究成果で凄い賞を受賞している方のようなんです。

約束の時間になり、農学部長室へ向かうことに。

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icon_46kajiru.png (1 KB)「ここが農学部長室、よし」

がちゃ
icon_46kajiru.png (1 KB):「こ、こ、こんちは。カジル編集部です」

グループ化 19.png (7 KB):「カジルさん、ようこそ宇都宮大学へ」

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お名前:夏秋(なつあき)教授、農学部長/副学長(グローバル担当)/農学博士
おおらかで深い雰囲気が漂う、そして少年のように目がキラキラしています※カジル編集部の感想です

icon_46kajiru.png (1 KB):「本日は、日本の農業について学びたく伺いました。よろしくお願いします」

グループ化 19.png (7 KB):「こちらこそ、よろしくお願いします」

icon_46kajiru.png (1 KB):「早速ですが、夏秋教授は、どんな研究をされているんですか?」

グループ化 19.png (7 KB):「植物ウイルスの研究です」

icon_46kajiru.png (1 KB):「ウイルスですか。植物にも影響を及ぼすウイルスがあるんでしょうか?」

グループ化 19.png (7 KB):「はい。植物も人間と同じように病気にかかります」


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グループ化 19.png (7 KB):「私の研究を例えますと、そうですね、インフルエンザの予防をイメージしてください。インフルエンザを予防したいと思えば、予防注射で免疫力をつけてインフルエンザになりにくくしますよね。植物も同じようにして、弱毒ウイルス(ワクチン)を開発して、ウイルスから植物を守っていきます。植物ウイルスの感染メカニズムの解明と、ワクチンを用いたウイルス病防除法の確立の研究をしています」

icon_46kajiru.png (1 KB):「研究されているウイルス病ですが、農作物の被害額はどれぐらいですか?」

グループ化 19.png (7 KB):「ウイルス病による農作物の減収は日本だけで数百億円、アメリカでは1年間で1兆円以上といわれています」

icon_46kajiru.png (1 KB):「えっ、想像していたよりも被害額が大きいです」

icon_46kajiru.png (1 KB):「では、植物ウイルスの分野を研究されている方は、日本に何人ぐらいいますか?」

グループ化 19.png (7 KB):「100人はいないかと思います」

icon_46kajiru.png (1 KB):「被害額に比べて少ないように感じてしまいます」

グループ化 19.png (7 KB):「そうですね。世界で最も多くの植物ウイルスの分野の研究者がいるのがアメリカです」

icon_46kajiru.png (1 KB):「なるほど。夏秋教授が、植物のウイルス研究を始めようとしたきっかけはなんですか?」

グループ化 19.png (7 KB):「幼いころから山登りが好きで、そこから自然も好きになりました。同時に自然を保護していきたい気持ちも芽生えてきまして。そして、大学3年生の頃に植物にもウイルスの病気があると知り、植物のウイルス研究を始めることになりました」

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目のキラキラ感が増してきた
夏秋教授。

グループ化 19.png (7 KB):「私は実験することも好きで、気が付くと夜遅くなっていることも。それと世界中にあるウイルスの名前もほとんど頭の中に入っていますよ、ウイルスを研究することは楽しい。それに研究成果は突然うまれるものでなはく、くり返しくり返し積み重ねていくことが重要なんです」

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目のキラキラ感がさらにさらに増してき夏秋教授。

icon_46kajiru.png (1 KB):「それと部屋に入ってから気になっていたのですが・・・こちらが第8回産学官連携功労者表彰農林水産大臣賞を受賞した際の表彰楯ですね」

グループ化 19.png (7 KB):「はい。減るものではないので、手に取ってご覧ください」

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カジル編集部のリサーチによると、毎年1回、内閣府に設置された選考委員会での審査を経て功績を称えられるすごい賞ということ。受賞事例がない年もありました。「植物ウイルス病ワクチンの開発と製品化」というタイトルで夏秋教授は2010年(H22年)に受賞されました。
▼産学官連携功労者表彰 http://www.affrc.maff.go.jp/docs/researcher_praise/sangakukanrenkei_commendation.htm

 

icon_46kajiru.png (1 KB):「話題をかえさせて頂きます。世界の農業は、現在どんな感じなんでしょうか?」

グループ化 19.png (7 KB):「アメリカを例にあげますね。アメリカの農業は農業機械がすでに実用化され、100町歩(東京ドーム約21個分)の畑にドローンが把握管理しGPSを用いて前回植えた場所から5㎝ずらして定植していくこともしています。また、イチゴ収穫時期を適正に見極めて収穫する大型機械も活躍しています」

icon_46kajiru.png (1 KB):「アメリカは進んでいるんですね。日本は技術力も高く、農業機械の自動化やスマート農業、IOT活用と盛り上がっていますが」

グループ化 19.png (7 KB):「そうですね。日本は高い技術力を有していると思います。ですが、技術力を高めるだけでなくその技術力を日本流にアレンジしていくことも大切だと思います。それは『企業』だけでなく『農家』そして『大学』といったトライアングルで進めていくことで、実際の現場で使用され成果/課題がうまれ、そこからPDCAをまわし日本の農業技術が持続的に向上していくと思います」

icon_46kajiru.png (1 KB):「なるほど!日本農業のこれからが楽しみです!」

そしてカジル編集部はインタビュー中にずっと気になっていたことを・・・思い切って聞いちゃいました。

icon_46kajiru.png (1 KB):「夏目教授の目は・・・キラキラしていますね!!

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グループ化 19.png (7 KB):「そうですか笑 キラキラしていますか。私自身ワクワクしていたいと思っていますし、常に私はワクワクしていますよ」

グループ化 19.png (7 KB):「学生にも自分がワクワクすることを見つけてもらい、そのワクワクすることにチャレンジしてほしいと願っています。人生においてチャレンジしないことはもったいないですよ」

カジル編集部、夏秋教授の目のキラキラは自分の好きなことを見つけてチャレンジしているからだと感じました。

グループ化 19.png (7 KB):「最後になりますが、ある詩にこう書かれています、『サムサノナツハオロオロアルキ(寒さの夏はおろおろ歩き)』」

icon_46kajiru.png (1 KB):「もしや、宮沢賢治さんの雨ニモマケズでしょうか?」

グループ化 19.png (7 KB):「そうです。この詩を一文だけの切り取りさせて頂きましたが。一昔前までは人が農業をするには自然の驚異に成す術がなかったことが多くありました。ただ、今は科学の力で解決できることが少しずつ増えてきました。私は『科学の力』で、農業問題へチャレンジし解決できることを増やしていきたいと考えています

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目のキラキラ感が最高潮に、そして夏秋教授の話には心が動かされます。

icon_46kajiru.png (1 KB):「夏秋教授、本日はありがとうございました」

グループ化 19.png (7 KB):「カジルさん、本日はありがとうございました」

【取材を終えて】
目が少年のようにキラキラと輝く夏秋教授。夏秋教授とのメールでは、2018年中にお会いできるのは1日のみで1時間。常に予定が詰まっている超ハードスケジュール。ですが、お話しの中ではわかりやすい言葉を選んで頂きました。また、農業が発展し続けるために、「企業だけでなく農家そして大学といったトライアングルで進めていくこと」点と点を繋がる重要性をお話しされていました。カジルも企業と農家と大学そして人を結びつけ、枠にとらわれない『カジルネットワーク』をつくりあげていけるようチャレンジしていきます!