あえて「郷土料理」を食べる理由がない。

 

こんにちは。 カジル編集部のやくみです。新入りです。

 

今回のシリーズは少し農業とは違いますが、郷土料理について深堀!

郷土料理とは、地域の特産物や調味料を作って作られ、普段の生活の中で日常的に食べられています。。。(え。ホント?)

時代は飽食の時代。私自身、郷土料理なんて一切食べてないっス・・・

ネットスーパーでどこでも何でも手に入るし、小腹が空けば、おいしいコンビニスイーツが気軽に手に入る時代。うん、だから「別に郷土料理に興味ないね」と思ったあなた。

まだ離脱するのは、はやい...!(はず)

生産も物流も安定している現代では、郷土料理なんて食べる機会ないですよね。
「あえて郷土料理を食べる理由がない」なーんて、ちょっと上から目線で思っていませんか?
でも、郷土料理には意外な秘密がたくさんあります。(ひっぱるねぇ)

 

見た目とギャップがある「しもつかれ」

栃木県には「しもつかれ」という郷土料理があるのはご存知でしょうか?

Google検索してみると(しもつかれ ゲ○)と予測候補に出てきて衝撃!びっくり。
そんな食べ物があるの聞いたことないよー!と、愛知県出身の私はドギマギ。

調べてみると、栃木県の限られたスーパーには普通に売ってるらしく(!)それもまたびっくり
一体なんなん、しもつかれ。見た目のパンチはありますね(小声)

 

しもつかれとは 

”しもつかれとは栃木県を中心に北関東一円で作られる郷土の味です。
昔は2月の初牛に欠かせない料理で、家ごとに交換したり、おいなりさんに備えて家族の無病息災、五穀豊穣を祈る習慣でした。
材料は、12月に出回る酒の新酒粕、大根、ニンジン、新鮭の頭、炒った大豆(節分の残り物)、網で焼いた油揚げです。
作り方は、角切りにした鮭を酢と水で煮、「鬼おろし」と言うおろし器で大根ニンジンをおろし、大豆、油揚げを加えてさらに煮ます。
最後に酒粕、砂糖、醤油を入れて味付けし、煮上がった後じっくり味をなじませます”
「引用:日本酒と全国の郷土料理検定」

 

これは・・・栄養満点な保存食やないかい!
脂質・炭水化物・食物繊維がたっぷり取れるじゃありませんか!!

 

いざ実食!
実際に「しもつかれ」を食べてみました!

(モグモグ〜)おっ!思ったよりも薄味!酒粕の臭みも気にならず、食べやすい。飽きの来ないシンプルなお味!しっかり冷やして食べるとよりおいしい(^^)

数日は冷蔵庫で保管ができるそうなので、常備菜として副菜にピッタリですよ〜!カジル編集部のメンバーのおばあちゃんはご飯にかけて食べるそうです。

ほんで気になるカロリーも低い!うれしいですね。
ここではあえて詳しいメニューは紹介しませんが、私も作ってみました。

鬼おろし器がないので千切り大根で代用、酒粕を米麹に変換し、旨みを増すためにマッシュルームを入れ、残り物の枝豆を加え夏らしく仕上げました。

あれ?全然違うような…ちょっとアレンジしすぎかもしれません(笑)でも「しもつかれ」のエッセンスは入っているのでヨシとしてくださいm(__)m 

レシピ通り作っても家族に受け入れられなかったり、手間暇がかかりすぎるとしんどいですからネ、ご家庭に合わせて家族の体調や様子に合わせて作ってみてはいかがでしょうか。

持続可能な伝統を受け継ぐ郷土の食べ物

「しもつかれ」は江戸時代の飢饉に加え、2月の最も食料が乏しくなる時期、飢えを凌ぐために、残り物を巧みに利用したことが起源だったようです。
それから約250年。今レシピを見てみても、ちゃんと栄養素があるがすごい!
昔の人の知恵の賜物。
自然のサイクルに沿って、栄養のある食べ物を無駄にしないように食べきるっていう考え方が尊い。

原材料には「鮭の頭」とありますが、今時鮭の頭を食べることはありますか?(ナイですよね)これってまさに、昔から伝わっているSDGs。

食べられるところを大事に食べることはフードロス削減にも繋がります。鮭の頭を食べたからって何が変わるの?と思われるかもしれませんが、この体験が積もり積もるとあなたのフードロス削減への意識も変わっていくのです。あら不思議。

 身も、心も、地球にも健康に生きることを意識すると、SDGsが目指す”豊かで健康な社会に貢献”できるのです。

(SDGs 持続可能な開発目標のうち「3 すべての人に健康と福祉を」の分野に該当 )

地域によって食べ方に考え方や生き方がよく表れている郷土料理。現代では飢饉はなくても、急な豪雨や天災がいつ起こるかわからない状況です。そんな時にも、食べ物を無駄にしないように食べ切る方法や保存方法を知っていれば、あなたの役に立つ日が来るかも知れません。

 

どこにも出られない今だからこそ、郷土の味や由来を再確認してみてはいかがでしょうか。