こんにちは。カジル編集部です。
カジルは栃木農家応援サイトとして農家さんを紹介していますが、「栃木の伝統料理を応援しちゃおう!」と勢いでつくっちゃいました、新企画!と、
「凄い伝統料理がある!しかも珍味中の珍味!」とカジルに情報が入りました!
その珍味中の珍味とは…
「鮎のくされ鮨」
食べ物なのに「くされ」が入っているというネーミングだけでも衝撃ですが、
◇お嫁にきた時「鮎のくされ鮨」義父に差し出され、泣きながら食べました。
◇『くさやが食べられる人なら、「鮎のくされ鮨」も食べられる』
◇家族一同誰も……………食べられない
との情報が。
そこでカジル編集部は情報をたよりに、タカノリさんという人物を教えて頂きました。
そこでタカノリさんへ「鮎のくされ鮨」取材の電話を入れたところ…取材を快諾頂きました。
数日後。

本日の取材先、新米100kgが1名さまに当たる企画でも伺った宇都宮市北部(旧上河内町)にあるタカノリさん宅に到着すると、すでに鮎のくされ鮨作りが始まっており台所へと案内されました。
鮎のくされ鮨を作っている方のご紹介
・イネさん
・ツカハラさん
・カシコさん
・タカノリさん
:「こんにちは!カジルです!今日は宜しくお願いします!」
と一声を発した瞬間…きました。
独特の香りが…。深みが増しに増された魚の香り。
タ:「こんにちは、カジルさん。今日は宜しくね」
:「宜しくお願いします!メンバーの方もいらっしゃるんですね!」
イ:「カジルさん、どうぞどうぞ。早速作り始めているから、取材をして」
:「(笑)わかりました!」
ここででどんな風に「鮎のくされ鮨」ができるか見せてもらいましたー
- ✨鮎✨
鮎を綺麗にさばき3カ月程塩漬けします
その後、鮎を壺から取り出しヒレ等を取り除き細かく切ります



- ✨米✨
炊き上げ、水でよく洗い滑りをとります

- ✨大根✨
切って水分をとります

- 鮎、米、大根をミックスします。イイ感じに混ぜあわせ木の樽に入れます




- 60kgの重さを乗せて2週間待ちます、食べる前の晩一回だけ樽を裏返しにするのがポイント

- 「鮎のくされ鮨」完成
2週間後のお楽しみ
:「ありがとうございます!ちなみに鮎のくされ鮨についてもう少し教えて頂けませんか?」

タ:「鮎のくされ鮨は、親父の親父がよく作ってたんだ。
江戸時代の前期くらいから作られ始めたっていうんだけどいつ頃かな(笑)
保存食なんだけど、酢は使わないんだな。醗酵させるために重要になるのが温度!夏は暑すぎてわるくなっちゃうし、冬は寒くて醗酵しない。そんで一番適した時期が11月上旬なんだよ」
:「なるほど!タカノリさんも鮎のくされ鮨は大好物なんですよね?」
タ:「(笑)」
イ:「あっ、カジルさん、もし良かったら鮎のくされ鮨ができたら一度食べにおいで」
:「(笑)…ありがとうございます!取材で終えるかと思っていたのですが…幸せ者です!よろしくお願いします!」
イ:「あら、それはよかった。ではまたね~」

2週間後…
:「とうとうこの日がやってきた、鮎のくされ鮨の対面だ!」
カジル編集部は先日お世話になったイネさんのご自宅へ。
ちなみにカジル編集部は朝ごはんを抜いてお腹を空かせております。
:「こんにちは!カジル編集部です」
イ:「カジルさんいらっしゃいどうぞ中へ」
イ:「カジルさんが来るから準備しておいたの」
ジャーン✨

鮎のくされ鮨です。
イ:「ではカジルさん召し上がれ」

とイネさんはとてもニコニコしている方なんですがいつも以上にニコニコです(笑)
イ:「うちのは鮎のくされ鮨の香りとして平均くらいだから安心して(笑)」
:「…いただきます!」
:「んっ」
:「んっ、んっ、んっ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬ、ぬ-----」
でも全然思ったよりも、きつくないぞ!(関係者の方スミマセン)
と思ったのも一瞬で…
(゚∀゚)キター
鮎が発酵され独特の香りを彷彿させながら呼吸器官と胃に居座り続ける、鮎のくされ鮨。
ただ慣れてくると、
お、お、美味しいんです!!
:「イネさん、想像していたよりもキツクないです(笑)食べられます」
イ:「あら、カジルさんやるわね(笑)ではこれはどうかしら?お隣さんから頂いてきたんだけれど、鮎のくされ鮨を作っている中でもTOPクラスの香りよ(笑)」
:「全然大丈夫ですよ。いただきます!」

:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
別次元の香りでした。お腹が空いていることさえ一口で忘れてしましいました。
お箸……そっと置きました。
(関係者の方大変申し訳ありません)
イ:「でしょ(笑)(笑)あらお父さんどうされました」

父:「待ちにまっていたんだよ、鮎のくされ鮨は3食食べて風呂上りにもう1食食べる人もいるくらいだからな」
:「お、お父さん。鮎のくされ鮨を食べている写真が撮れなくて…お願いできませんか?」
父:「いいよ、じゃあ外で撮影しよう」
外に移動して撮影を始めようとしたところ、えっ、食べ始めちゃった(笑)




父:「今年に鮎のくされ鮨、うんめーな。たまらん」
父:「子供の頃は鮎のくされ鮨から逃げて回っていたんだけれど、50歳ぐらいから食べたくて仕方なくなってきちゃってね(笑)」
イ:「家庭によって味も違うし、一番美味しいのはウチだって言いながらよく食べているんですよ」
イ:「作り手がどんどん減ってしまって、今では20~30件程しか作ってないんですよ。でも町の施設等で鮎のくされ鮨を学ぶ勉強会を開催しているんです。次の世代に伝承する為にも、私たちが頑張って伝えていこうと思っているのよ」
イ:「文化を守ることはもちろん大切。でも時代に合わせて変えることも大切だと思うの。うちの鮎のくされ鮨は時代に合わせて少し食べやすいようにしてるのよ。」
:「先人たちから伝えられてきたことをカジルを通して一人でも多くの方に伝えれられようにしていきます。撮影にご協力頂きありがとうございます。」
イ:「ありがとう、カジルさん。また食べにいらしてね(笑)」




