福井県の南端に位置する高浜町。山に海に、自然が豊かな町の農地を探検しながら、この町の農家のあり方や、生活についてご紹介していきます。今回、探検してみるのは高浜町の高野地区。町のシンボル・青葉山のふもとのエリアです。ぜひ、福井県の田舎町を旅している気分を味わってください!

わたしの地元へようこそ!

こんにちは!最近、庭づくりを始めた自然が大好きなほのかです。今日は、わたしの地元である福井県高浜町からお送りします!とても自然が豊かで、簡単に言えばドがつくほど田舎町ですが、四季を感じられ穏やかな時間が流れるとてもステキな場所です。

この記事では高浜町のことや、高浜町の山のふもとのエリアでの農業について、町を探検しながらご紹介していきます。カジルでは主に、栃木の農家さんを紹介させていただいていますが、いつもとはちょっと違った農業や生活のスタイルに触れていただけるかもしれません。

海も山も10分圏内!高浜町の特徴

高浜町は山と海に囲まれた町で、人口は10,000人程度。隣町は京都府舞鶴市になり、県境に位置する町です。

一括りに福井県と言っても、北エリアの「嶺北」と南エリアの「嶺南」とでは、文化も方言も違うんですよ〜!

この高浜町も含まれる嶺南エリアは関西の文化の影響が強く、話す言葉も関西弁。

高浜町の人はみんな、土曜のお昼に吉本新喜劇をみて育ちました!

また、夏場は海水浴客で賑わいます。リアス式海岸なので、湘南の海のようにスケールの大きな水平線は見えませんが、透明度の高い海は県内外を問わず人気。高浜町内にある若狭和田浜海水浴場は、美しいビーチだけが獲得できる国際認証の「ブルーフラッグ」をアジアで1番はじめに獲得しました。

しかし、見所は海だけでなく若狭富士と呼ばれる山・青葉山もあり、季節のいい時期は県内外から登山客が訪れます。

雪が深く、雷も多い!?

福井県は雪が多い県で、嶺北と嶺南、また海の付近と山の付近で異なりますが、海の近い高浜町でも毎年だいたい10cm以上は積雪があります。

50年ほど前は、山の付近は雪が今以上に積もり、2階の窓から出入りをしていたほどだとか!

また、福井は雷の多い地域でもあります。住んでいるとあまり意識したことはなかったですが、全国でも2番目に雷発生率が高いそう。

確かに冬場、雷が多い気がする…!

青葉山のふもとの高野地区を探検!

簡単ですが高浜町の紹介が終わったところで、ここから福井県高浜町の高野地区を探検しながら、農業や農家のあり方、生活についてご紹介していきます。

高野地区は、先ほどもご紹介した高浜町のシンボル・青葉山のふもとにあるエリアです。

まさに「里山」って感じ〜!

この大きなタモの木は高野地区のシンボル。高野にあった小学校で先生をしていた芥川作家・水上勉さんの作品にも出てくる隠れ歴史的スポットです。

それではここから探検スタート!

高浜町は山と海に囲まれた土地柄、栃木のように平地が多くないので、畑は傾斜や隙間スペースを利用した畑が多いです。

宇都宮の農家さんへ取材に行かせていただいたときは、ばーっと広がるスケールの大きな農地に「おぉ〜」と感動したのを覚えています。

田んぼも1面だけでなく、数面に分けて利用しています。

山と海に囲まれた嶺南エリアではこのような田んぼが多いですが、平地のある嶺北エリアに行くと、栃木のような広い田んぼもありますよ!

ちょっと、小屋で一休み…

まだまだ探検は始まったばかりですがちょっとここで、わたしの祖母の小屋に寄り道してみましょう。

廃材など貰い物だけで建てた小屋ですが、いい出来でしょう?(もちろん、わたしが建てた訳ではないです…)いつもここが家族や、村の人の溜まり場になっています。

おばあちゃん、おはよ〜!

コーヒー片手に一服中の祖母。朝10:30ごろに一旦休憩を挟むのが祖母のモーニングルーティン。小屋で腰掛けてコーヒーを飲んでいると、おしゃべりが弾んで気づいたらお昼になっていることもあります…(笑)。そんなゆったりとした時間が流れているのが、この高浜のいいところ。

この小屋からは竹林が見え、その景色の癒し効果は抜群。地元に戻ってくると必ず1度は遊びに来る場所です。

もちろん休憩ばかりしているわけではなく、小屋で野菜の仕分け作業などもしています。

小屋には収穫したての新玉ねぎが!家族だけでは食べきれない玉ねぎは、どうなるのでしょうか…。それは記事の後半で!

さ、休憩したら、もう一仕事!

ちなみに、こんな山暮らしが長いからか、祖母は山道を登るのが上手。わたしでも怖くて登れない坂…というかガケをひょいひょい登っていくので尊敬の眼差しで見ています。

山からの湧き水を贅沢に使用

それでは、再び高野のぶらり探検スタート!

先ほどの小屋の近くにはこんな水場も。青葉山から流れ出ている水です。

たまに近くにカニがいることもあります。見ているだけで癒されるような、とても涼しげな水場です。

実はこの山からの水を、先ほどの小屋まで引いています。

無限に出てくる水。贅沢ですね〜。

どこからもらってきたのかはわからないですが、浴槽に水を溜め、野菜への水やりなどに利用しています。溢れた水は、川に流れていく仕組みに。

水やりだけでなく、このような使い道も!野菜を冷やして丸かじりするのは、夏場の楽しみの1つです。

次のスポットへ移動中に…

次の場所へ向かっている途中に、祖母のバイクを発見しました。1面だけでなく、転々と畑を作っているので、移動はバイクや車を利用しています。次はこちらの畑に移動したようです。

こんな移動の車がないと、お年寄りは山で畑をするのは大変そう…。

動物との果てしなき戦いも…

山のふもとのエリアなので、猿やシカに野菜が荒らされることも少なくありません。そのため、ほとんどの畑が写真のように電柵やネットなどで囲いをしています。

山の中には仕掛けが設置されていたり、どこからか爆竹の音が聞こえてきたり、24時間体制で動物たちとの戦いが繰り広げられています。

上手に共存できたらいいんですけどね…。

また、山を降りる人や、畑や田んぼを手放す人も少なくありません。荒地になってしまった畑はもちろん、空き家も個人的には気になるところ。山の農業や生活は、課題がたくさんありそうです。

ちなみに、わたしはそんな使っていなかった畑を使って、家族でハーブなどを育て始めました。ゆくゆく自家製のハーブティーや、精油(アロマオイル)などを作るのが目標です!

ハーブ畑は、登山客さんが通る道沿いにあり、時々、道を聞かれるのでスムーズに答えられるようにしないと…!

直売所で村で作った野菜を販売

さて最後に紹介したいスポット、野菜の直売所へやってきました。タモの木の前にあり、この村で取れた野菜を持ち寄り販売しています。

動物たちから守り抜いたお野菜を、皆さんにもお裾分け。

そう、家族では食べきれないほどの玉ねぎの行き場所はここです。高浜町には大きな農家さんはあまり存在しませんが、個人で直売所や、スーパーなどに野菜を卸している方がいらっしゃいます。

とにかく安い…!

この直売所は、安い上に味がいいと、一般のご家庭だけでなく、高浜町やその周辺でお店をされている方も野菜を買いに来てくださっているそうです。

販売所の宣伝は全くしておらず、口コミだけ。しかし野菜が完売する日も少なくありません。わたしも祖母からよく野菜をもらいますが、さすがは料理人さんも認める味。高野でできた野菜は味が濃くてとっても美味しいのでぜひ1度食べていただきたい!

探検これにて終了!

さて、今日はこの辺で探検は終わり。もちろん町の全てがこのようなのどかな場所ではく、ちゃんとスーパーやコンビニもありますよ(笑)。京都市内から、高速道路を利用すれば車で1時間半ほどで到着するので、のどかな空気を感じに、ぜひ遊びにいらしてください!