「フードロス」という言葉をご存知ですか?
フードロスとはまだ食べられるのに捨ててしまう食品のことです。

フードロスって何!?なんで捨てちゃダメなの?
今回は社会問題について調査していきます!

実は30年前ほどから問題視されていました。現在もフードロスの実態調査が続けられています。主な原因は家庭での食べ残し、企業での過剰生産、お店の売れ残り、廃棄などです。

令和3年4月に農林水産省・環境省から発表された「食品ロス量」によると、1年間の食品ロスは600万トンだそうです。
出典:https://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/210427.html

これを国民1人あたりに換算すると、「お茶碗約1杯分」の食べものが毎日捨てられ、フードロスとなってしまいます…。お茶碗1杯分と言っても個人差があるので「約130g」と覚えてくださいね!

フードロスの原因は?

大きく分けて「企業」「外食産業」「家庭」の3つに分かれます。

<企業>
食品の製造業や卸売業、小売業などがあります。生産する際にできてしまった破損品や過剰生産、在庫などがあります。また、卸売業では返品があったり、納品期限切れ、売れ残りなどがあります。

<外食産業>
調理、販売の過程でフードロスが起こります。
食材の廃棄や仕込みロス、調理くずや食べ残しなどです。

<家庭>
食べ残しが一般的ですが「直接廃棄」と言って賞味期限切れなどにより手付かずのまま廃棄されたものです。

また、野菜の皮を厚く剥きすぎたり、不可食部分を取る際に過剰に除去された可食部分などもフードロスとなります。

食品廃棄で起こること

なぜフードロスが世界的に問題視されているのか。

問題点その①
「食の不均衡」です。

世界の人口の約9人に1人は飢餓に苦しんでいるという現状があります。
彼らへの食糧援助量は、年間約390万トン。
一方でその約1.5倍以上の量が、日本だけで、食品ロスとして廃棄されています(年間約612万トン)。

本来食べられたであろう食品が捨てられており、食料資源が有効に活用されていないと言える問題があります。
人により価値観は様々ですが、食べることができずに苦しんでいる人が多くいるのが現状です。

問題点その②
各事業所や家庭での廃棄の積み重ねによって、社会全体で環境負荷や資源の無駄使いなどの問題を招きます。

食品を焼却処理する際に排出されるCO2が地球温暖化の要因となる温室効果を排出します。食品ロスが増えることで、結果的に地球温暖化を進行させてしまいます。
さらに、焼却や埋め立てでの廃棄は環境汚染にもつながります。

その他にも「捨ててしまう」という心理的ダメージや家庭における食品ロスは、お金を捨てていることとほとんど同じなので削減をすることにより大きなメリットを得られます。

今日からできることは?

もったいない!なにかできることはないの?と思ったそこの優しいアナタ!
安心してください。家庭でも今日から実行できます!

できることその①
まずは「賞味期限」「消費期限」をチェックしましょう!

「消費期限」は、「過ぎたら食べない(飲まない)ほうがよい期限」、「賞味期限」は、「おいしく食べることができる期限」のことです。
期限の違いをチェックして、自分がその期限内に食べられる分を買いましょう。

食べきれないものを安いからと言って特売日などで大量に購入してしまうとフードロスの原因になってしまいます。

できることその②
調理する際のワンポイントでフードロスを防げます。

野菜皮むきや芯のカットなど、本来食べられる部分まで取り除いてしまっていませんか?
野菜のくずは集めてベジブロス(野菜だし)にしたり、前日の残り物をリメイクしたりして食べることもできます。

現在は野菜のリメイク術やレシピもたくさん掲載されているので検索してみてはいかがでしょうか?また調理の量も食べ切れる量を作りましょう。

できることその③
保存に気を付ける。

適切な方法で保存すれば、食材が長持ちします。
商品のパッケージやラベルを見て表記通りに保存してください。
同じ調味料でも冷蔵庫保存、常温保存などに分かれているのでしっかり確認してくださいね!

また、災害用に備蓄されている食品などは、うっかり期限が切れるまで放っておいてしまいがちですが定期的に確認して、期限の近いものから普段の食事に取り入れることで食品ロスを減らすことができます。

環境にも家族にも優しいフードロス削減を始めよう!

いかがでしたか?社会問題となっているフードロスの実態をお分かり頂けたでしょうか?
2030年度の事業系⾷品ロス 削減⽬標は273万トンだそうです。
年々減少傾向とはいえ、まだまだフードロスを抑えるために意識をしていきましょう!

きっとすぐに全部をすることは難しいと思うので、できることから1つずつ始めてください。1人が始めることで大きなパワーになります!

記事を読んでいるあなたもその1人になってみませんか?

カジルでは、絵本「へんなやさいシリーズ」を通して、子どものころから食育を応援し、フードロスなどの食にまつわる社会問題を知るきっかけができればと思っております。
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