無洗米と言われると、研ぎ洗いしなくてもそのまま炊飯器に入れてお米が炊ける「時短できるお米」として知られています。

しかし無洗米が誕生した本当の目的はご存知ですか?

今回は無洗米のいいところを特集していきます!

そもそも無洗米ってなにー?

お米を収穫してから無洗米になるまで4つの工程があり、それぞれの食べ方や栄養、役割などが異なるので簡単に説明します!

①【玄米】

収穫された籾(もみ)から籾殻(もみがら)だけをを除去し、まだ精米されていないお米をさします。
玄米食は栄養価が高いけど消化が悪いため、胃腸の弱い人にはあまり向いていないといわれてます。

②【発芽玄米】

玄米に水と温度を加えると玄米から芽が出てきますが、この玄米から少しだけ(0.5〜1mm)芽を出させた(発芽させた)お米のことです。

③【精米】

玄米から糠(ぬか)層と胚芽を完全に取り除いたお米。
一般的に店頭に並ぶもので、白米ともいわれてます。さらに、白米のごはんのことは銀シャリともいいます。

④【無洗米】

洗わずにそのまま炊けるお米。
通常の精米装置ではお米の表面にじゃっかんの糠(ぬか)が残ってしまうもの。
無洗米は特別な精米装置により、表面の糠(ぬか)をほぼ完全に除去しています。
特別な精米技術の開発により実現したものです。

知らずうちに毎日水質汚染していた!?

実は家事が楽になった、というのは結果論で無洗米は「海を綺麗にしたい」という思いから作り出された物なのです。

お米を洗う際のとぎ汁にはリンや窒素が多く含まれているため水質汚染の一因と言われ、川に流され、海へと向かうとヘドロや赤潮の原因になってしまいます。そのため無洗米の根本は環境汚染の抑止にあるのです。

米のとぎ汁には、有機物、窒素、りんなどが含まれていています。
有機物の汚れは下水処理施設で十分処理可能ですが窒素やりんについては、
従来の標準処理方法では完全に取り除くことはできず、高度処理施設が必要となります。
高度な設備がない処理施設では、そのまま川や海に生活排水が流れ出ますので水質汚濁の直接の原因となるといわれています。

無洗米が美味しくないって本当!?

無洗米は精米に比べて味が落ちるという点では、記事の情報によっては様々な意見がありますが精米技術が進歩した現在は味が落ちるという心配はありません。

白米の周りには1番外側に肌ヌカと2番目にうまみ層がついており、米を研ぐことでこの肌ヌカを除去しているのですが精米機でとった物が無洗米になります。

精米機で肌ヌカをとろうとするとうまみ層まで傷が入り、剥がれてしまうことで美味しさが損なわれてしまうのではないかと言われていますが、優しく精米し肌ヌカのみを落とすことでうまみ層を残したまま精米できるとも言われています。

無洗米は、一般精米の米と比べて食味が落ちるのでは?と心配されている方もいますが、それは無洗米が誕生した10年前ほどの話。

当時は無洗米も2、3回軽く洗わないといけなかったが精米技術が上がっているため洗わなくても美味しいお米が炊けるようになりました。
穀温の上昇を抑え食味低下させることなく加工し、水を使用して精白米を洗わないので、お米の表面が壊れず、うまみ成分が水に溶け出さないためおいしくふっくらと炊き上がります。

美味しく環境に優しく

無洗米は冬の寒い時期にお米を洗うのが大変だったり、仕事で疲れてしまった日の夜には活躍すること間違いなしですね!

とぎ汁を出さないことで水質汚染することなく節水にもなり、さらには少量の水しか使用しないので非常事態に備えておくこともできます。

無洗米のいいところは伝わったでしょうか?

時短ができて美味しくできるなら無洗米にしない理由はないですね!

もちろん無洗米だけじゃなく、でも美味しいのは事実なのでどちらも好きな方はその日によって変えられるように2種類常備しておくと便利です。

まだ食べたことないという方、無洗米はちょっと抵抗あるな〜と感じている人はぜひ美味しい無洗米を食べてみてください!