こんにちは、カジル編集部です。
宇都宮大学地域デザイン科学部では街づくりや地域活性の現場で活躍する人材の育成を目的に”地域プロジェクト演習”が行われており、約150名の3年生が1年間かけて学んでいます。その中で、農業に関するテーマが取り上げられていると話を聞きつけました。ということで、カジル編集部は1年間取材をすることにしました!

地域プロジェクト演習とは?

コミュニティデザイン学科・建築都市デザイン学科・社会基盤デザイン学科の3つの学科が垣根を超えてグルーピングされ、1グループ5〜6名で進めていきます。
各チームが栃木県内の地域プロジェクト・パートナーが抱える地域の課題に対し、地域探索やヒアリング調整などを実施し収集したデータ分析をして、問題の明確化や地域の課題に対する解決策を提案することが目的です。学生だけでなく、自治体、NPO、企業など地域の大人と共に考えていきます。またグループには、指導教員として1〜2名の教員がサポートしていき大学側では全体の運営や調整を行いながら学生の支援をしていきます。

学生の熱気が想像以上凄かった

2019年4月16日晴れ。
大学の教室にはたくさんの人が集まっていました。カジル編集部は案内をされて席へ移動しました。自己紹介をして頂くと、石川さん(コミュニティデザイン学科)、小野さん(コミュニティデザイン学科)、小林さん(建築都市デザイン学科)、田部井さん(建築都市デザイン学科)、徳留さん(社会基盤デザイン学科)の5名の学生、第18班。指導教員はコミュニティデザイン学科の原田先生。地域プロジェクト・パートナーとして、矢板市役所総合政策課政策企画担当の方、矢板市地域おこし協力隊の髙橋さんがいました。
そして、この18班が取組む課題は「デフォルト農業な地域デザイン」
「デ、デフォルト農業!?ってなんでしょうか??」とカジル編集部の頭の中ではハテナがめぐる中で、18班の1年間が始動しました。ちなみにこの演習では、1年間を3つのサイクルに分け段階ごとに発表会があるとのことです。

カジル編集部は、1年間18班の学生さんの姿をみてきました。ダイジェストになりますが、写真とあわせて紹介をしたいと思います。そして課題である「デフォルト農業な地域デザイン」の成果は最後にまとめたのでご覧ください。
▼宇都宮大学地域デザイン科学部
http://rd.utsunomiya-u.ac.jp/

▼1stCycle 調査設計「知る」

目的:「テーマに関する情報を集め精査することで取組むべき課題と方法を明確にする」
期間:4月9日~7月2日
発表:7月16日


▶ 4/9顔合わせ:各メンバー、学生の真剣な眼差しが印象的でした


▶ 7/2情報収集:チーム力も上がり情報収取の質もスピードもアップ


▶ 7/16合同発表会①:ホールでのパワーポイントを使用した発表

▼2stCycle 課題発見「見つける」

目的:「これまで明らかになっていなかった事実を明らかにし、提案への見通しをつける」
期間:7月23日~10月29日
発表:11月12日


▶ 9/21実態調査:矢板市で空き家調査を行いました


▶ 10/1全体MTG:自分の班よりも各チームの進捗が気になる様子


▶ 11/12合同発表会②:説得力の高い発表になり関心しました


▶ 11/12合同発表会②:合同発表会では他のチームからも学びがあります

▼3stCycle 解決策提案「共有する」

目的:「調査結果に基づいた解決策を立案し、その妥当性を検討する」
期間:11月19日~1月7日
発表:1月28日


▶ 12/10アンケート調査:矢板市の飲食店さん、協力的で予想以上の情報を得る事ができました


▶ 合同発表会までにあとわずか、打合せにも熱が入ります


▶ 1/28合同発表会③:教室から溢れる人、人、人


▶ 1/28ブースにて:発表すればたくさんの人が集まり質疑応答が繰り返されました

学生の感想

3学科からなるメンバー、自分では思いつかないアイディアだけでなく刺激がエネルギーとなり能動的な行動できました。また、大人の方達とコミュニケーションをとることができ社会の勉強もできました。道の駅や飲食店へのアンケートは緊張しましたが、矢板市のみなさんのおかげで想定していたよりも多くの情報を集めることができました。「デフォルトな農業とはなんなのか?、解決策はこれでいいのか?」と悩んだ時期もありますが、私達の考えを導き出すことができました。矢板市の課題解決の一手段になればと思います。

1年間を振り返って

調査設計、課題発見、解決策提案と「デフォルト農業な地域デザイン」について1年間学生取組みました。テーマが難しいのではないかと当初は思っていましたが、1年間みていくと粘り強く取組み、解決策の提案が生み出されました。

▼デフォルト農業の地域デザインとは

これからの将来をつくる学生の姿に心が躍りました。社会で楽しみにまっています。