5月某日。
それは某編集部員の一言から始まりました…
「キクラゲって海藻?」
キクラゲ。豚骨ラーメンとか中華炒めとかに入ってるコレ。美味しいけど結局なんなのでしょうか、社内で話題に。
「クラゲって言ってるじゃんクラゲでしょ」
「いやキノコの仲間だよ」
「コラーゲンっぽい」
せっかくなのでツイッターのアンケートをとりました。(投票してくださったみなさまありがとうございました!)
投票結果
一位はキノコ説。海藻説とコラーゲン説も健闘。
しかし自分の目で確かめないと気がすまないのがカジル編集部です。事務所からそう遠くない場所でキクラゲが採れるとの情報をキャッチ!さっそく那須方面へ車を走らせました。
ドライブ日和のいい天気。
たどり着いたのは茨城の手前、那須郡那珂川町。海でないことはこの時点で確定しましたね。待ち合わせ場所で出迎えてくださったのは「ともちゃん農園」の佐藤知子さんです。
:佐藤さん!よろしくお願いします!
潜入!「ともちゃん農園」
:ようこそ〜今日はどういった取材なの?
:キクラゲの正体が何なのかこの目で確かめにきました!海藻じゃないんですね…
:なるほどね!ふふふ、早速ハウスにいきましょう。
:え?キクラゲのハウス?!
:さあ、軽トラ乗って乗って!
知子さんの運転でキクラゲが採れる(?)ハウスへ向かいました。
キクラゲは立派なキノコの仲間だった!!
ものすごく立派なハウスだ…
:どうぞ入って〜
:失礼します!
!!!!!
謎の白いブロックが大量に!
:食パンだ!
:違う違う〜これはキクラゲの菌床よ笑
:菌床?
:キクラゲはキノコの仲間なの!
:ほー!ここにキクラゲが生えるんですね!
キクラゲは菌床で育てるキノコだと証明されました。ところで白い塊しかハウスには見当たらず…
:…あの、肝心のキクラゲは?
:今はまだ培養の時期。去年までは培養が完成した菌床を仕入れていたけど今年は自分で菌床の培養もやっているの。菌床の茶色い部分が白くなってきてるのが、培養が進んでる証拠よ!
:これなんかいい感じに進んできてて
:これはまだまだね
:菌床の培養が終わって、キクラゲが成長する様子の写真を見せてあげるわね!
:ありがとうございます!
:おーっ、なんだか不思議!ここまで育つまでどのくらいかかるんですか?
:今育ててる菌床が完成したら、そこから20日間くらいで生えるの。6月下旬ごろから10月下旬まで収穫できるかな。旬は7、8月!とれたてのキクラゲは、特にプリプリで美味しいからおすすめ!
:楽しみです〜!
キクラゲハウスはすごかった!
:このハウス内は温度計がたくさんありますね。
:キクラゲ菌は温度25℃、湿度80%を好むの。美味しく育てるためにハウス内の管理は何より大切。実はこのハウス自体にも仕掛けがあるの!
:ぜひ見せてください!
佐藤さんについて外へ…
:温度管理のために、暖かい日は太陽光を入れて温めるの。逆に寒い日は外気温を遮って、ストーブで効率よく温める。
:なるほど。
:ほら、ハウスの壁と天井のシートが巻き上がるようになってるでしょ!
:すごい!キクラゲハウス画期的!!
なんとキクラゲ狩りなるものが存在した
:実は、キクラゲの国内自給率はわずか3%なの。残り97%は輸入。
:そんなに少ないなんて…!
:私は国産の新鮮なきくらげをたくさんの人に食べて欲しい。だから毎年キクラゲ狩りをやってるの!
:き、キクラゲ狩り!?
:初めて聞いた?自分で収穫したぷりぷりのキクラゲが食べられて人気なの!
:行きたいです!
:キクラゲの様子をよ〜くみて、詳細が決まったら連絡するね!
:よろしくお願いします!今日はありがとうございました!
:どういたしまして!
キクラゲ狩り詳細
【開催期間】
7月〜10月下旬(予定)
※期間中は休みなし。毎日実施しています。
【開催時間】
10時〜17時
※但し、連絡を頂ければ時間外の対応もさせて頂きます。
【料金】
1パック600円
※1人何パックでもOK。
※きくらげの発生状況により期間や時間に変更があります。
※車イス・ベビーカーの方でもきくらげ狩りが楽しめます。(トイレはバリアフリーではないためご了承ください)
※きくらげ狩りはハウスの中で実施するので、天候に関係なく毎日実施しています。
【ともちゃん農園】
所在地:栃木県那須郡那珂川町芳井990
電話:090-7427-2294(園主:佐藤知子)